今日は何して遊ぼうかな

本、まんが、動画などの感想をつれづれに。

ごあいさつ

はじめまして。「うあかり」ともうします。

自分が読んだ本やまんがの感想をだれかと共有したくてブログを始めました。

自分が「(作品名) 感想」で検索するときって、あらすじを知りたいときじゃないんです。読む前なら詳細にあらすじを知ったらネタバレしちゃうし、読んだ後ならあらすじ知ってるし。検索するのは「あー!わたしもこんな感想おもったー!一緒だ、うれしー」とか、「なるほど、こんな感じ方もあるのか。もう一度読んでみよう」だとか、そんな想いのある時です。なので、あらすじばかりで終わる感想ブログとかイライラしちゃう。そんなわけで、自分がほしい、感想をつらつら語るブログです。

ぜひ、お気に入りの作品が一緒だったら、感想交換していただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

図書館の大魔術師1~4巻 感想

 

あらすじ

アムンという小さな村に暮らす耳長の少年は本が大好きであったが、耳長で貧乏だった為、村の図書館を使うことができなかった。そんな少年は差別が存在しない本の都・アフツァックに行くことを夢見る。ある日、少年は憧れのアフツァックの図書館で働く司書(カフナ)と出会う。この司書との出会いが、少年の運命を大きく変えることに──。孤独な少年が未来を切り拓く、異世界ビブリオファンタジー堂々開幕!!

https://www.amazon.co.jp/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%AD%94%E8%A1%93%E5%B8%AB%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%89-%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%8C%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E6%B3%89%E5%85%89-ebook/dp/B07BQSNV24 より引用

感想(ネタばれあり)

ここ数日読み返している大好きなまんがです。大好き。

セドナ

中性的な魅力があって、かっこいいんだよな~。毎シーン、セドナの絵好きです。特に巻がすすむにつれてシャープな印象のかっこいい絵になっている。4巻に将来の勇者と魔王の再会ってモノローグがでてきたけど、これ、どうなるんだろう。綺麗に広げてとじてくれたら、絶対紙で買う。この雰囲気で最後まで走ってくれたらこのまんがやばいな~。

 

女の子にだって当然個性がある

この物語の登場人物って女性が多いから、そこも不思議な雰囲気を醸し出しているのかも。たいてい、物語の主人公をフラットな語り手にしたい場合、男性が主人公にすえられる。たとえばドラえもんなら、まぬけだけど優しい男の子のび太、暴君だけど情に厚い男の子ジャイアンジャイアンの腰ぎんちゃくの男の子スネ夫、おしとやかな女の子しずかちゃん。女の子はちょびっとしか出てこないの。ドラえもんも男の子カテゴリかな、いつもネコの女の子と恋をしているし(うあかりは30代女性のため、旧作のドラえもんアニメにもとづいた設定になっています、アップデートされていなくてすみません)。物語の中で、女の子ってだけでそれが属性になってしまうのだ。わたしは女だから、男ばかり出てくる物語を楽しみつつもどこかで不満を覚えていた気がする。

 

ところがこのまんがは、司書の男女比が9対1なので女性がたくさん出てくる。試験に合格して司書になったのでこれからもっと女性の登場人物が増えることであろう。女性にも荒っぽい言葉遣いの人やプライドが高いけど臆病な人、ふわふわした見た目に見えて折衝力のある人、もちろんいろいろいるのだ。そんな、ちょっと女子高みたいな舞台にわたしは嬉しさを感じてる(ちなみに女子高では女らしい女が育つかというとそうではないのだ。共学だとたいてい男子学生が生徒会長になる。女子はいつのまにか、目立つ役は男子にゆずったほうが角が立たないことを覚える。でも女子高は女子しかいないんだから会長も副会長も、書記も当然女子。進化学にたとえれば適応放散が起きるのである)。

 

ファンタジーは暗くなるものなのか

ファンタジーって、緻密に作り上げられた世界観で評価されている作品などを見るとたいてい暗い気がする。「指輪物語」や「精霊の守り人」など。暗い部分がないと、ご都合主義のおとぎ話のように見えてなんか物足りない。

 

おそらく現実世界で話をするときに第二次世界大戦被差別部落の問題にまで深く触れた上で話をするようなものだろう。そりゃあ暗い話になる。でも、現実に生きていれば語られなくても知っていることってたくさんある。それを、このふたつの月が存在する世界をまったく知らない者に語るとすれば折に触れて「?」と思うことが出てくるであろうし、それを解説して疑問を解消すればこのような暗い部分をひもとき、解決する物語になるのだろう。

 

 

あまり自分がいかにこの作品が好きなのかを表現できなかったが、5巻を心待ちにしている毎日である。ぜひ、同好のかた語り合いましょう…!